ゴンドラの唄(吉井勇)のあらすじ・登場人物
いのち短し、恋せよ、少女
- 文字数
- 242字
- 読了目安
- 約1分
- 表記
- 旧字旧仮名
この作品について
吉井勇が作詞した流行歌の歌詞。「いのち短し、恋せよ、少女」の呼びかけで広く知られ、1915年(大正4)に芸術座の舞台で松井須磨子が歌い、中山晋平の曲とともに大流行した。のちに黒澤明の映画『生きる』でも印象的に用いられた。
あらすじ
歌は、若く澄んだ少年の声で歌われる形をとる。「いのち短し、恋せよ、少女、朱き唇、褪せぬ間に、熱き血潮の冷えぬ間に、明日の月日のないものを」と、四つの節がすべて同じ呼びかけで始まる。二節では舟に誘い、燃える頬を君の頬に寄せようとし、三節では波に漂いながら、君の柔手を我が肩に預けてほしいと歌う。四節では、黒髪の色が褪せぬうち、心の炎が消えぬうちに、今日はふたたび来ないのだからと、青春のはかなさを訴えて結ぶ。末尾に、イタリアの俗謡の調に依って歌うと注記される。
冒頭部(原文より)
唄(若い澄んだ少年の聲。) いのち短し、戀せよ、少女、 朱き唇、褪せぬ間に、 熱き血液の冷えぬ間に、 明日の月日のないものを。 いのち短し、戀せよ、少女、 いざ手を取りて彼の舟に、 いざ燃ゆる頬を君が頬に、
「ゴンドラの唄」吉井勇(青空文庫)
末尾部(原文より)
波にたゞよひ波の樣に、 君が柔手を我が肩に、 ここには人目ないものを。 いのち短し、戀せよ、少女、 黒髮の色褪せぬ間に、 心のほのほ消えぬ間に、 今日はふたゝび來ぬものを。 (吉井勇氏作『ゴンドラの唄』――この一節をイタリアの俗謠の調に依つてうたふ。)
「ゴンドラの唄」吉井勇(青空文庫)
名文
いのち短し、戀せよ、少女、 朱き唇、褪せぬ間に、 熱き血液の冷えぬ間に、 明日の月日のないものを。
吉井勇の作詞、中山晋平の作曲で、1915年に芸術座の劇中歌として松井須磨子が歌い広く愛された。後年、映画『生きる』でも歌われた。
原文を読む
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