幸田露伴の名文

幸田露伴の作品から、よく知られた一節を集めました。

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五重塔

木理美しき槻胴、縁にはわざと赤樫を用いたる岩畳作りの長火鉢に対いて話し敵もなくただ一人、少しは淋しそうに坐り居る三十前後の女

長火鉢の前の女を細部から描き起こす書き出し。塔一つに生涯を懸ける大工・のっそり十兵衛の物語を、露伴らしい典雅な文体で立ち上げる。

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幸田露伴