シェイクスピアの名文
シェイクスピアの作品から、よく知られた一節を集めました。
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ロミオとヂュリエット
おゝ、ロミオ、ロミオ! 何故卿はロミオぢゃ! 父御をも、自身の名をも棄てゝしまや。それが否ならば、せめても予の戀人ぢゃと誓言して下され。すれば、予ゃ最早カピューレットではない。
第二幕、バルコニーの場でヂュリエットがひとり胸の内を明かす台詞。敵同士の家に生まれた恋の悲劇を名前という一点に凝縮した名台詞を、坪内逍遥の古風な訳で味わえる。
名が何ぢゃ? 薔薇の花は、他の名で呼んでも、同じやうに善い香がする。
同じ場面の続き。名前は物の本質を変えないと言い切り、家の名を捨ててでも結ばれたいと願うヂュリエットの思いを、薔薇のたとえで印象深く語る。