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露西亜よ汝は飛ぶ(百田宗治)のあらすじ・登場人物

疾走するトロイカに託す

百田宗治 1918年(大正7年)10月

文字数
438字
読了目安
約1分
表記
新字新仮名

この作品について

百田宗治の詩。詩集『ぬかるみの街道』(1918年)に収められた。ゴーゴリの一節を題辞に、ロシアの勢いを、疾走するトロイカにたとえて歌う。

あらすじ

題辞はゴーゴリの「露西亜は地上のあらゆるものを乗越えて飛ぶ」。詩は「おお露西亜よ、汝は飛ぶ、汝は道をつくってゆく」と呼びかけ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、全アメリカ、政府と国民、教会とトラスト、国際条約を超えて疾走する姿を描く。トロイカの馭者は一人の百姓、労働者で、汚れた服に汗みずくの襯衣をまとい、鶴嘴を握り慣れた掌で太い綱を支え、鞭を振り上げている。馬は蹄を地に触れぬほどに疾走し、飛んでゆく。

冒頭部(原文より)

露西亜は地上のあらゆるものを乗越えて飛ぶ。他の国民と諸王国と諸帝国は傍へ寄って彼女に道を譲りながら、呆気にとられて流眄に見ている! ゴーゴリ おお露西亜よ 汝は飛ぶ、 汝は道をつくってゆく、 汝の動く時、 汝は自由だ、 あらゆる国土の上を、

「露西亜よ汝は飛ぶ」百田宗治(青空文庫)

末尾部(原文より)

鞭を振り上げている、 横眼もふらず行方を見ている、 馬の鬣は切れんばかりに大気に逆らっている、 横腹には汗がにじみだしている、 しかし、殆んど「蹄を地に触れない位に」 疾走する、 飛んでゆく。―― (『ぬかるみの街道』に発表 『百田宗治詩集』を底本)

「露西亜よ汝は飛ぶ」百田宗治(青空文庫)

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