式亭三馬の生涯と代表作

江戸庶民の話し声を写した戯作者

生没
1776–1822
出身
東京都
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略歴

1776年(安永5年)、江戸浅草田原町の版木師の家に生まれる。本名は菊地泰輔。書物問屋で出版の仕事を学び、1794年に黄表紙で作家としてデビューした。のち書肆の婿養子となり、書物と売薬を商いながら、洒落本・黄表紙・読本・合巻と幅広く書いた。1809年(文化6年)から、銭湯に集まる人々の会話だけで江戸の暮らしを描く『浮世風呂』を、1813年(文化10年)からは髪結床を舞台にした『浮世床』を刊行し、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』と並ぶ滑稽本の代表作とした。老若男女、職業ごとの言葉づかいを聞いたままに写し取る語りは、江戸の話し言葉の資料としても貴重で、のちの落語や写実小説にも通じる。1822年(文政5年)閏1月、江戸で没。

収録作品

名文

式亭三馬の名文