レオナルド・ダ・ヴィンチの名文
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品から、よく知られた一節を集めました。
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レオナルド・ダ・ヴインチの手記
善く費された日が、幸福な眠を齎すやうに、善く用ひられた生は、幸福な死を將來する。
ダ・ヴィンチの手稿の言葉を芥川龍之介が訳した断章のひとつ。一日の充実と一生の充実を重ねる、簡潔で美しい対句。
自分が、如何に生く可きかを學んでゐたと思つてゐる間に、自分は、如何に死す可きかを學んでゐたのである。
生き方を学ぶことがそのまま死に方を学ぶことだったと気づく断章。芥川の格調ある訳文が、ダ・ヴィンチの省察を際立たせる。
最大の不幸は、理論が手腕を超過した時である。
抄訳の最後に置かれた一句。理屈が腕前を追い越すことを戒める言葉で、画家であり技術者でもあったダ・ヴィンチらしさがうかがえる。