ホメロスの名文
ホメロスの作品から、よく知られた一節を集めました。
2件
イーリアス
薔薇色なす指持てる曙の神女のいづる時、
ホメロスが繰り返し用いる「薔薇色の指の曙」という決まり文句(枕詞的な形容)を、土井晩翠が七五調に移した一行。叙事詩の朝の訪れを告げる。
風は樹葉を吹き去りて大地に散らし、森林は 春の新たに囘る時他をまた芽出し長ぜしむ。 斯く人間の世代も時に生れて時にやむ。
第六歌、戦場で素性を問われた勇士グラウコスの答え。人の世代を散っては芽吹く木の葉にたとえた、西洋文学で最も知られる比喩のひとつ。