牧野富太郎の名文

牧野富太郎の作品から、よく知られた一節を集めました。

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牧野富太郎自叙伝

私は植物の愛人としてこの世に生まれ来たように感じます。あるいは草木の精かも知れんと自分で自分を疑います。ハハハハ。私は飯よりも女よりも好きなものは植物ですが、しかしその好きになった動機というものは実のところそこに何にもありません。つまり生まれながらに好きであったのです。

牧野富太郎『牧野富太郎自叙伝』第二部「混混録」の「植物と心中する男」より。自分は草木の精かもしれないと笑い飛ばし、植物好きに理由はなく生まれつきだと語る。学歴を持たずに日本の植物学を切り開いた人の、飾らない言葉である。

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牧野富太郎