三木清の名文

三木清の作品から、よく知られた一節を集めました。

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人生論ノート

幸福は人格である。ひとが外套を脱ぎすてるやうにいつでも氣樂にほかの幸福は脱ぎすてることのできる者が最も幸福な人である。

「幸福について」の一節。幸福を気分や持ち物ではなく人格そのものと結びつけ、外套のように脱ぎ捨てられない幸福こそ真の幸福だと説く。

孤獨は山になく、街にある。一人の人間にあるのでなく、大勢の人間の「間」にあるのである。

「孤独について」の一節。孤独は独りでいることではなく、大勢の人のあいだにこそあると喝破した言葉として、今もしばしば引かれる。

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三木清