ランボーの名文

ランボーの作品から、よく知られた一節を集めました。

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ランボオ詩集

私はゆかう、夏の青き宵は 麦穂臑刺す小径の上に、小草を蹈みに 夢想家・私は私の足に、爽々しさのつたふを覚え、 吹く風に思ふさま、私の頭をなぶらすだらう!

詩集の巻頭に置かれた「感動」の第一連。夏の宵の小径を歩く少年の解放感を、中原中也が独特の言い回しで訳している。

また見付かつた。 何がだ? 永遠。 去つてしまつた海のことさあ 太陽もろとも去つてしまつた。

ランボーの「永遠」の第一連。問いと答えの短いやりとりで、海と太陽が溶け合う一瞬を永遠と呼ぶ。中也訳の口語の響きでよく知られる。

季節が流れる、城寨が見える、   無疵な魂なぞ何処にあらう?

「幸福」の冒頭。流れる季節と遠くの城を並べ、傷のない魂などないと問いかける。繰り返されるリフレインが印象深い一篇。

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ランボー