シートンの名文

シートンの作品から、よく知られた一節を集めました。

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狼の王ロボ

「カランポーの谷の王様おおかみロボの首に、一千ドルの懸賞がかけられた。」

シートン『狼の王ロボ』の書き出し。北部メキシコの牧場を荒らす狼王の噂から、知恵比べの物語が始まる。少年向けの平易な訳文。

りこうぶった私の計略は、狼王ロボのためにすっかり裏をかかれてしまったのである。

苦心の毒餌を、ロボが食べずに一か所へ積み上げていたと知った場面。人間の策をことごとく見抜く狼の賢さに、語り手が舌を巻く。

「ロボはやっぱり王様だったな。その死に方まで……」

捕らえられたロボが息絶えたのち、羊飼いがもらす言葉。誇り高い狼の最期に、語り手も黙ってうなずく。

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シートン