菅原孝標女の名文

菅原孝標女の作品から、よく知られた一節を集めました。

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更級日記

あづまぢの道のはてよりもなほ奥つかたに生ひ出でたる人、いかばかりかはあやしかりけむを、いかに思ひ始めけることにか、世の中に物語といふものゝあんなるをいかで見ばやと思ひつゝ、つれづれなるひるまよひゐなどに、姉継母などやうの人々の、その物語かの物語、光源氏のあるやうなどところどころ語るを聞くに、いとゞゆかしさまされど、我が思ふまゝにそらにいかでか覚え語らむ。

作者が東国の果て上総に育った少女時代、物語を読みたいと願った回想。やがて『源氏物語』に耽る文学少女の原点となった書き出し。

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菅原孝標女