ソローの名文

ソローの作品から、よく知られた一節を集めました。

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森の生活――ウォールデン――

大衆は静かな絶望の生活をおくっている。いわゆるあきらめと確かめられた絶望である。

ソロー『森の生活』第一章「経済」の一節。世間の型どおりの暮らしに潜むあきらめを言い当てた言葉として、英語圏でも広く引用される。

わたしが森に往ったわけは、わたしが慎重に生きようと欲し、人生の根本的な事実にのみ対面し、それが教えようと持っているものをわたしがまなぶことができないものかどうかを知ろうと欲し、わたしがいよいよ死ぬときに、自分は生きなかったということを発見することがないように欲したからである。

ウォールデン池のほとりで独り暮らしを始めた理由を述べる、本書で最も名高い一節。死ぬときに悔いを残さず「生きる」ことへの決意が凝縮されている。

人が彼の仲間と歩調をともにしないとすれば、それはたぶんかれらとちがった太鼓手を聴いているからだ。人は、いかに遠くとも、またどんな調子のものであっても、自分の耳で聞く音楽に合わせて足をはこぶことだ。

結びの章の一節。周囲と歩調が合わない人を、別の太鼓の音を聴く者と言い換え、自分の内なる音楽に従って生きることを肯定する。

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