スティーヴンソンの名文

スティーヴンソンの作品から、よく知られた一節を集めました。

2件

宝島

すると鸚鵡は「八銀貨! 八銀貨! 八銀貨!」と非常に速いのに言い続け、息が切れはしまいかと思われるまで、またはジョンがハンケチを鳥籠の上に投げかけるまで、それを止めない。

片脚の料理番ジョン・シルヴァーの鸚鵡「フリント船長」が叫ぶ場面。海賊の名を持つ鳥の甲高い声が、航海に不穏な影を添える。

ジーキル博士とハイド氏の怪事件

弁護士のアッタスン氏は、いかつい顔をした男で、微笑なぞ決して浮かべたことがなかった。話をする時は冷ややかで、口数も少なく、話下手だった。感情はあまり外に出さなかった。やせていて、背が高く、そっけなくて、陰気だが、それでいて何となく人好きのするところがあった。

「戸口の話」の書き出し。冷たく無口な弁護士アッタスンの人物像を描く。この人物の目を通して、ジーキルとハイドの謎が語られていく。

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スティーヴンソン