群像とは
- 分類
- 結社・団体
- 読み
- ぐんぞう
講談社が昭和21年(1946年)10月に創刊した月刊の文芸雑誌。大衆雑誌の出版社として知られた講談社が、戦後に純文学の分野へ乗り出して生まれた雑誌で、戦後の文芸雑誌の代表格となった。大岡昇平の『武蔵野夫人』(昭和25年)、小島信夫の『抱擁家族』(昭和40年)、大江健三郎の『万延元年のフットボール』(昭和42年)など、戦後文学の重要な作品がこの誌上に発表されている。第三の新人をはじめとする新しい世代の作家にも早くから発表の場を与えた。昭和33年(1958年)には新人の発掘を目的とした「群像新人文学賞」を創設し、昭和54年(1979年)に村上春樹が『風の歌を聴け』で受賞するなど、この賞から多くの作家が世に出た。純文学雑誌としての性格は現在も続いており、『新潮』『文學界』『すばる』『文藝』とともに「五大文芸誌」と呼ばれることがある。小説のほか、文芸評論や対談、創作合評も充実しており、文学界の動向を示す雑誌として重んじられている。