講談とは
- 分類
- その他
- 読み
- こうだん
軍記物語や武勇伝、政談などを、講釈師が調子をつけて語り聞かせる日本の伝統的な話芸。もとは軍記物などを講じる「講釈」に由来し、張り扇で釈台を叩きながら、合戦や仇討ち、侠客の物語を勇壮に語る。江戸から明治にかけて寄席の人気演芸となり、その口演を筆記した速記本が数多く出版された。とりわけ大阪の立川文明堂が明治44年(1911年)から刊行した「立川文庫」は、講談師・玉田玉秀斎の口演をもとにした『猿飛佐助』や真田十勇士ものなどの忍術・剣豪譚で少年たちを熱狂させ、大正・昭和初期の大衆読み物の一大源流となった。荒唐無稽ながら痛快な講談の物語世界は、吉川英治『宮本武蔵』をはじめとする大衆時代小説へと受け継がれ、落語と並んで、口承の語り芸が近代の大衆文学を育てた土壌として大きな役割を果たした。
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- 宮本武蔵 1935年(昭和10年)8月