山の歓喜(河井酔茗)のあらすじ・登場人物
山という山が歓んでいる
- 文字数
- 152字
- 読了目安
- 約1分
- 表記
- 新字旧仮名
この作品について
河井酔茗の短い詩。1922年(大正11)の『酔茗詩集』に収められた。山々が歓び、語り、舞い踊るという擬人化の連なりで、近づいたり遠ざかったりする山の姿を、生命の歓喜として歌い上げる。
あらすじ
「あらゆる山が歓んでゐる/あらゆる山が語つてゐる/あらゆる山が足ぶみして舞ふ、躍る」と始まる。あちらむく山とこちらむく山、出てくる山とかくれる山、低くなり高くなる山、家族のように親しい山と他人のように疎い山、遠くなり近くなる山。さまざまに入れかわる山の姿を重ねたあと、あらゆる山が山の日に歓喜し、山の愛にうなづき、生の輝きが空いっぱいに広がっているという結びに至る。
冒頭部(原文より)
あらゆる山が歓んでゐる あらゆる山が語つてゐる あらゆる山が足ぶみして舞ふ、躍る あちらむく山と こちらむく山と 合つたり 離れたり 出てくる山と
「山の歓喜」河井酔茗(青空文庫)
末尾部(原文より)
遠くなり 近くなり あらゆる山が 山の日に歓喜し 山の愛にうなづき 今や 生のかがやきは 空いつぱいにひろがつてゐる
「山の歓喜」河井酔茗(青空文庫)
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