貞門派とは
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- 読み
- ていもんは
江戸時代初期、松永貞徳(1571〜1654)が唱えた俳諧の流派。連歌から独立して間もない俳諧を、和歌・連歌の素養に立ち、式目(作法)を重んじながら、俳言(和歌・連歌では用いない俗語や漢語)を取り入れて詠むものとした。笑いの中心は言葉遊びで、古歌や故事のもじりなど、古典の知識を競う趣があった。寛永年間(1624〜44年)以降、京都を中心に門流が広がり、北村季吟や安原貞室らが貞門七俳仙に数えられる。貞徳は式目書『俳諧御傘』などで作法を整え、俳諧を一つの文芸として確立することに寄与した。やがて知識や言語遊戯が型にはまった作風となり、貞徳の没後は新しい談林派に主役を譲ったが、京都を中心に江戸後期まで命脈を保った。のちの蕉風も、この貞門・談林の俳諧を経て生まれた。