談林派とは

分類
その他
読み
だんりんは

延宝期(1670年代)を中心に、京都・大坂・江戸で流行した俳諧の流派で、西山宗因を指導者とする。貞門の式目と言葉遊びに飽き足らず、自由奔放で滑稽、型を破ることを恐れない作風を打ち出した。論理を外した奇想天外な発想と、口語・俗語の自在な使用、字余りなどが特色である。名は、田代松意らが仏教の学問所を意味する「談林」の語を取って「俳諧談林」と称したことに由来し、当時は「宗因流」とも呼ばれた。井原西鶴は談林派を代表する俳諧師で、一昼夜に詠む句数を競う矢数俳諧で、二万三千五百句を独吟したと伝えられる。その後、散文に転じて『好色一代男』(天和2年・1682年)を書き、浮世草子を開いた。若い日の芭蕉も談林の影響を受けた。宗因の没後は急速に衰え、蕉風の俳諧へ主役を譲った。

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