現代仮名遣いとは

分類
文体・技法
読み
げんだいかなづかい

現代の日本語を、おおむね今の発音にもとづいて仮名で書き表すための決まり。昭和21年(1946年)11月、当用漢字表とともに内閣告示「現代かなづかい」が出され、それまで社会一般の基準だった歴史的仮名遣いに代わって、「けふ」を「きょう」、「てふてふ」を「ちょうちょう」と書くような表記が広まった。ただし発音どおり一辺倒ではなく、歴史的仮名遣いを受け継ぐところもある。助詞の「は」「へ」「を」は発音が「わ」「え」「お」でも元の字で書き、「ちぢむ」「つづく」のように同じ音が続いて濁るものや、「はなぢ」「みかづき」のように二つの語が結びついて濁るものは「ぢ」「づ」を使う。オ段の長音は「おとうさん」のように「う」を添えるのが原則だが、「おおきい」「とおる」「こおり」など、歴史的仮名遣いで「ほ」「を」と書いた語は「お」と書く。昭和61年(1986年)7月には内閣告示「現代仮名遣い」として改められ、規則の構成が整理されるとともに、性格も一般の社会生活における「よりどころ」とされた。科学・技術・芸術などの専門分野や個人の表記にまで及ぼすものではないとされ、付表には歴史的仮名遣いとの対照が示されている。戦前に書かれた作品も、戦後の文庫や全集では現代仮名遣いに改めて刊行されることが多く、青空文庫の「新仮名」はこの表記を指す。

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