旧字・新字とは

分類
その他
読み
きゅうじしんじ

漢字の字体の新旧をいう語で、旧字体・新字体の略。新字体は、昭和24年(1949年)の「当用漢字字体表」で、それまでの複雑な字形を整理して示された字体で、のちの常用漢字表にも受け継がれた。旧字体はそれ以前に正式とされていた字体で、「國」に対する「国」、「學」に対する「学」、「體」に対する「体」、「戀」に対する「恋」などがその対応である。戦前の作品の多くは旧字体で印刷されたが、戦後は新字体に改めて刊行されることが多くなった。青空文庫では、作品を底本どおりに入力することを原則としており、漢字が旧字か新字か、仮名遣いが歴史的仮名遣いか現代仮名遣いかの組み合わせを「文字遣い種別」として示している。新字新仮名は新字体と現代仮名遣い、新字旧仮名は新字体と歴史的仮名遣い、旧字旧仮名は旧字体と歴史的仮名遣い、旧字新仮名は旧字体と現代仮名遣いによる表記である。戦前の作品でも、戦後の全集や文庫を底本にすれば新字新仮名になるため、同じ作品が底本によって異なる種別で公開されることもある。このアプリでは作品ごとにこの種別を示し、4種で絞り込める。樋口一葉『たけくらべ』は新字旧仮名、鴨長明『方丈記』は旧字旧仮名、武田祐吉訳の『現代語訳 古事記』は数少ない旧字新仮名の例である。

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