幸若舞とは
- 分類
- 形式・ジャンル
- 読み
- こうわかまい
室町時代に盛んになった語り物の芸能で、曲舞(くせまい)の流れをくむ。祖とされる桃井直詮(幼名・幸若丸)の名に由来する。扇を手に、簡単な所作をつけて、軍記や説話を題材とした詞章を語り、謡うように節をつけ、舞うことで場面を表現した。曲目には『敦盛』『高館』『満仲』『景清』などがあり、源平の合戦や義経にまつわる物語が多い。織田信長が桶狭間の戦いの出陣前に『敦盛』の一節「人間五十年、下天のうちをくらぶれば夢幻のごとくなり」を舞ったという話は有名である。武将たちに愛されたが、江戸時代には武家の式楽となって次第に庶民から離れ、現在は福岡県みやま市に伝わるものが国の重要無形民俗文化財に指定されている。