狂言とは

分類
その他
読み
きょうげん

能とともに演じられる、室町時代以来の喜劇。しぐさと台詞を主とする科白劇で、謡・囃子・舞を中心とする歌舞劇の能と対をなし、同じ舞台で交互に演じられる。能と狂言をあわせて能楽と総称する。言葉の取り違えや同音異義語などの言葉遊び、主従の立場の逆転などで笑いを生み、人物をあざ笑うのではなく、舞台の人物と観客がともに笑う「和楽」の性格をもつとされる。主人に仕える太郎冠者や大名が登場し、『附子』『柿山伏』『末広がり』『釣狐』などが知られる。能の途中に登場して、物語や土地の由来を語る間狂言(アイ)を勤めるのも狂言方である。現在は大蔵流と和泉流が主流で、かつての鷺流は、中央では大正初期までに途絶えた。台本は江戸時代初期に整えられ、大蔵虎明本(寛永19年・1642年)が重要な記録となっている。戦後は、能に付随する芸を越えて、独立した演劇としても広く上演されるようになった。

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