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雨の歌(山村暮鳥)のあらすじ・登場人物

鞭つように降れと願う雨

山村暮鳥 1920年(大正9年)6月 「おとぎの世界」

文字数
74字
読了目安
約1分
表記
新字旧仮名

この作品について

山村暮鳥が子ども向けの雑誌「おとぎの世界」に発表した短い詩。降る雨に「もっと強く降ってくれ」と呼びかけ、さびしい雨音を聴くつもりが、鞭打つように蹴るようにはげしい雨を求める。童謡のかたちを借りながら、感情の激しさがのぞく。

あらすじ

「雨がふる/雨がふる」と静かに始まり、「さびしい雨滴でも聴かうか」と思う。しかし直後に「いや、いや/さうだ」と打ち消され、「鞭つやうに/蹴るやうに/つよく、つよく」降ってほしいと願いが変わる。最後は「つよく、はげしく/ふつてくれ」と、雨に向かって呼びかける形で終わる。わずか十数行のなかで、静かな雨の音への期待から激しい雨への願いへと、気持ちが転換する。行頭の字下げが雨だれの間を思わせる、視覚的にも特徴のある詩である。

冒頭部(原文より)

 雨がふる  雨がふる さびしい雨滴でも聴かうか  いや、いや  さうだ 鞭つやうに 蹴るやうに つよく、つよく

「雨の歌」山村暮鳥(青空文庫)

末尾部(原文より)

    はげしく つよく、はげしく     ふつてくれ

「雨の歌」山村暮鳥(青空文庫)

原文を読む

原文は青空文庫で公開されています(アプリからも同じ本文をダウンロードして縦書きで読めます)。

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