講談倶楽部とは

分類
結社・団体
読み
こうだんくらぶ

明治44年(1911年)11月、野間清治の率いる大日本雄辯會(のちの講談社)が創刊した大衆娯楽雑誌。当初は寄席で語られる講談をそのまま速記して載せる「速記講談」を看板としたが、まもなく初めから読み物として書かれた「書き講談(新講談)」へ移り、時代小説を中心とする大衆文学の一大舞台となった。大正14年(1925年)創刊の「キング」と並ぶ講談社の看板誌として、吉川英治・江戸川乱歩・山本周五郎ら大衆文学の主要な書き手が繰り返し健筆をふるっている。乱歩は名探偵・明智小五郎が怪人と渡り合う通俗長編『魔術師』(昭和5年)などをこの誌上に連載し、山本周五郎は復讐に生きる娘を描いた『五瓣の椿』(昭和34年)を連載した。敗戦前後の休刊と復刊を挟んで刊行を続けたが、昭和37年(1962年)に廃刊した。

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