句会とは

分類
その他
読み
くかい

俳句を作り、互いに批評し合う集まり。江戸時代の俳諧では、宗匠が句の優劣を判じる形が一般的だったが、文政年間(1818〜1830年)ごろから、集まった人々が題に応じて句を作り、互いに選び合う「運座」が行われるようになり、天保ごろには広く流行した。明治に入ると正岡子規が運座の方法を整えて俳句革新の場とし、子規の一派(日本派)の標準的な句作の方式となって、今日の句会の原型となった。進め方は会によって異なるが、あらかじめ出しておく兼題と、その場で出す席題があり、参加者は作者名を記さずに短冊などに句を書いて出す(投句・出句)。集めた句は別の人が用紙に書き写して(清記)筆跡からも作者が分からないようにし、各自がそのなかから良いと思う句を選ぶ(選句)。選ばれた句を読み上げる披講のときに作者が名乗り出て初めて作者が明かされ、選んだ理由などを述べ合う合評へと進む。肩書や経歴を離れて句そのものが読まれる点に句会の特色があり、師の選と仲間の互選を通して句を磨く場となってきた。高浜虚子の句集『六百句』では各句に作られた日の句会や来訪の記録が添えられ、種田山頭火の『行乞記』にも、旅の途中で俳友の開く句会に迎えられる様子が記されている。

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