南総里見八犬伝とは

分類
形式・ジャンル
読み
なんそうさとみはっけんでん

曲亭馬琴が著した長編の読本で、文化11年(1814年)に刊行を開始し、天保13年(1842年)に完結した。全九十八巻百六冊、約二十八年を要した大作である。安房の里見家を舞台に、里見義実の娘・伏姫と、愛犬の八房との因縁から、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字が浮かぶ珠を持つ八人の剣士(八犬士)が生まれ、それぞれの運命のなかで離ればなれになりながら、やがて里見家のもとに集まってゆく。因果応報、勧善懲悪を主題とし、中国の長編小説『水滸伝』を参考にした構成で、伝奇的な物語が展開する。馬琴は晩年に失明し、息子の嫁・お路の口述筆記で執筆を続けた。近代以降も演劇、小説、映画、アニメ、ゲームなど多くの作品に取り入れられている。

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