日本永代蔵とは
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- 形式・ジャンル
- 読み
- にほんえいたいぐら
貞享5年(1688年)に刊行された井原西鶴の浮世草子で、町人物の代表作。全六巻三十章。副題に「大福新長者教」とあり、商人がどうやって財産を築き、あるいは失ったかを、実在を思わせる人物の挿話によって描く。ほとんどの話が、倹約と才覚の重要さを教える形をとっており、才覚を働かせた者が成功し、見栄や怠惰の者が身代を傾ける。たとえば、江戸の呉服商・三井九郎右衛門が、掛け売りが当たり前だった時代に店先での現金売りと反物の切り売りで繁盛する話(巻一「昔は掛算今は当座銀」)は、越後屋(のちの三越)の商法を写したものとして知られる。扱う商売は、酒、油、呉服、廻船、金貸しなど多様で、元禄期の大坂や江戸の経済の活況を伝える。道徳的な教訓を説く一方、金銭にまつわる人の欲を観察する目は、現実的で、皮肉と滑稽にも富んでいる。『世間胸算用』とともに、西鶴の町人物の双璧とされる。
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- 日本永代蔵 1688年1月