旋頭歌とは

分類
形式・ジャンル
読み
せどうか

和歌の形式の一つで、五七七・五七七の六句、三十八音から成る。五七七の三句(片歌)を二度繰り返す形で、上の三句と下の三句が問いと答え、あるいは呼びかけと応えのように対になることが多い。『古事記』『日本書紀』の歌謡にも類する形が見られ、『万葉集』には約60首が収められている。その多くは『柿本人麻呂歌集』から採られた歌で、民謡風の素朴な掛け合いの趣をもつ。もとは、二人が片歌を掛け合いで歌ったのではないかとも考えられているが、はっきりしない。名の由来については、下の三句で頭の句に戻って繰り返すことからとする説などがある。『万葉集』の時代を過ぎると詠まれることが少なくなり、『古今和歌集』では巻十九の雑体に数首が収められるだけで、五七五七七の短歌が和歌の主流となった。近代に入っても、古代の歌の形に関心を寄せる歌人が試みている。

関連する用語