和歌とは

分類
形式・ジャンル
読み
わか

漢詩に対して、日本語で詠む歌の総称。広くは『万葉集』に見える長歌・短歌・旋頭歌などの歌体をいうが、長歌が衰えたのちは五・七・五・七・七の短歌が主流となり、平安時代以降は和歌といえばほぼ短歌を指す。約4500首を収める『万葉集』(8世紀後半)に続き、延喜5年(905年)に醍醐天皇の命で紀貫之らが撰んだ『古今和歌集』が最初の勅撰和歌集となり、かな文字で歌を詠む文化が公の場に認められた。以後も勅撰集の編纂は続き、後鳥羽院の下命による『新古今和歌集』(鎌倉時代初め)を経て、室町時代まで二十一の勅撰集がつくられた。和歌には枕詞・序詞・掛詞・縁語・本歌取りなどの修辞があり、歌枕や題詠の型も整えられた。『伊勢物語』のように歌を中心に編まれた物語もあり、連歌が和歌から生まれ、そこから俳諧・俳句が派生している。明治に入ると、正岡子規が『歌よみに与ふる書』で『古今和歌集』を退け、短歌として革新を唱えた。

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