続後撰和歌集とは
- 分類
- 形式・ジャンル
- 読み
- しょくごせんわかしゅう
十番目の勅撰和歌集。宝治2年(1248年)に後嵯峨院の院宣を受けた藤原為家が撰び、建長3年(1251年)に奏覧した。全20巻に約1370首を収める。為家は藤原定家の子で、祖父・俊成の『千載和歌集』、父・定家の『新勅撰和歌集』に続き、御子左家から三代続けて勅撰集の撰者となった。三集はいずれも、為家の子孫の二条家で重んじられた。最も多く採られたのは定家の歌で、西園寺実氏・藤原良経・藤原俊成らがこれに続く。『新勅撰和歌集』が承久の乱で配流された後鳥羽院・土御門院・順徳院の歌を収めなかったのに対し、本集は三院の歌を多く採り、『新古今和歌集』の時代を振り返る色合いもみせる。歌風は父の集を受け継いだ平明で穏やかなものである。『小倉百人一首』の最後に置かれた後鳥羽院の「人も惜し人も恨めしあぢきなく世を思ふゆゑにもの思ふ身は」と、順徳院の「ももしきや古き軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり」は、いずれも本集を出典とする。