ダダ音楽の歌詞(中原中也)のあらすじ・登場人物
ウハキはハミガキ
- 文字数
- 123字
- 読了目安
- 約1分
- 表記
- 新字旧仮名
この作品について
中原中也がダダイズムに傾いた青年期の作。「ウハキはハミガキ」「ウハバミはウロコ」と、意味の連想を断ち切った言葉の並びで始まる短い詩で、ダダ的な言葉遊びの代表例としてよく引かれる。のちの叙情詩人としての顔とは別の、遊戯的な中也を知る手がかりになる。
あらすじ
全体は十数行。「ウハキはハミガキ/ウハバミはウロコ」のように、音の響きで結びついた語が脈絡なく並ぶ。「太陽が落ちて/太陽の世界が始つた」「太陽が上つて/夜の世界が始つた」と昼夜の逆転が告げられ、「テツポーは戸袋」「ヒヨータンはキンチヤク」「オハグロは妖怪」「下痢はトブクロ」とカタカナ語が続く。最後に「レイメイと日暮が直径を描いて/ダダの世界が始つた」とあり、括弧書きで「それを釈迦が眺めて/それをキリストが感心する」と添えられる。意味より音と諧謔を楽しむ詩である。
冒頭部(原文より)
ウハキはハミガキ ウハバミはウロコ 太陽が落ちて 太陽の世界が始つた テツポーは戸袋 ヒヨータンはキンチヤク 太陽が上つて 夜の世界が始つた
「ダダ音楽の歌詞」中原中也(青空文庫)
末尾部(原文より)
オハグロは妖怪 下痢はトブクロ レイメイと日暮が直径を描いて ダダの世界が始つた (それを釈迦が眺めて それをキリストが感心する)
「ダダ音楽の歌詞」中原中也(青空文庫)
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