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俳句とはどんなものか(高浜虚子)のあらすじ・登場人物

季題と写生を中心にした俳句講義

高浜虚子 1913年(大正2年)5月 「ホトトギス」

文字数
51,013字
読了目安
約1時間42分
表記
新字新仮名
種別
随筆

この作品について

高浜虚子が『ホトトギス』に半年間連載した「六ヶ月間俳句講義」を一冊にまとめたもの。これから俳句を始めたい人に向けて、俳句は十七字の文学であること、季題、切字、写生、季重なりなどを十二の章に分けてやさしく説明する。

あらすじ

緒言には、これから俳句を作りたいがどう学べばよいかという質問が多く、小学生に教える程度の俳話を求める声もあるため、この講義を連載したと記される。本文は十二章で、「俳句は十七字の文学である」に始まり、俳句は芭蕉によって作られたこと、主として景色を詠むこと、必ず季のものを入れること、多くの場合切字があること、写生を重んじることなどを、基礎から順に説明する。季重なり、俳句の文法、切字の働き、「や」「かな」の使い方なども例句とともに述べられる。結びで虚子は、俳句は芭蕉によって縄張りされ、芭蕉、蕪村、子規によって耕された日本文芸の一領土だとまとめる。

冒頭部(原文より)

この小講義は雑誌ホトトギス紙上(大正二年五月号以下)に「六ヶ月間俳句講義」として連載したものであります。一篇の主旨が俳句とはどんなものか、ということを説明するにあるのでありますから、今一冊子にまとめるに当たって、その通りに標題を改めました。

「俳句とはどんなものか」高浜虚子(青空文庫)

末尾部(原文より)

 ロシアの文芸はもとよりのこと英仏独伊の文芸が我国に輸入され、我文壇はその影響を常に受けつつあることは顕著な事実でありますが、その中にあって、我国の文芸として――我国土に生じ我国土に育った文芸として存在するものは、少なくともその主要なるものの一つは、正しく我俳諧もしくはそれを基礎とした文芸であることを思うと、芭蕉、蕪村、子規の先輩を有することはこれを誇りとしなければならぬと考えます。そこで次の如く結論いたします。 十二 俳句とは芭蕉によって縄張りせられ、芭蕉、蕪村、子規によって耕耘せられたところの我文芸の一領土であります

「俳句とはどんなものか」高浜虚子(青空文庫)

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原文は青空文庫で公開されています(アプリからも同じ本文をダウンロードして縦書きで読めます)。

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