アプリで読む

無料・登録不要

六百五十句(高浜虚子)のあらすじ・登場人物

戦後の『句日記』から選んだ句集

高浜虚子 1955年(昭和30年)6月

文字数
18,209字
読了目安
約36分
表記
新字新仮名

この作品について

高浜虚子が『ホトトギス』六百五十号を記念して編んだ自選句集。昭和21年から25年までの『句日記』を材料に六百五十句を選んでいる。敗戦直後の小諸の疎開先から鎌倉の草庵へ戻る時期の暮らしや句会の様子が、日付入りの句で綴られる。

あらすじ

序は昭和30年4月、鎌倉草庵で記され、『ホトトギス』が六百五十号に達した記念に六百五十句を選んだこと、号数に多少の食い違いがあるのは『句日記』の昭和21年から25年を材料にしたためだと説明する。本文は年ごとに分かれ、巻頭は昭和21年の「風の日は雪の山家も住み憂くて」。小諸山廬での稽古会の句、初笑や寒牡丹など季節の句が並び、句の下に日付と句会の名が付されている。戦後の暮らしを背景に、句会や草庵でのひとときが詠まれ、巻末は昭和25年の「ストーヴの小さき煙突小書斎」などで閉じる。

冒頭部(原文より)

序 『ホトトギス』が六百五十号に達したことを記念するために、六百五十句を選んだ。  これは号数に多少の食い違いがあるが、それは「句日記」(自 昭和二十一年至 昭和二十五年)を材料にしたためである。 昭和三十年四月 鎌倉草庵にて 高浜虚子

「六百五十句」高浜虚子(青空文庫)

末尾部(原文より)

十二月二十三日 物芽会。角正。 霜の菊讃へて未だ剪らずをり 十二月二十四日 玉藻会。光明寺。 おでんやの娘愚かに美しき 門松を立てゝいよ/\淋しき町 十二月二十七日 草樹会。大仏殿。 ストーヴの小さき煙突小書斎 十二月三十日 七宝会。草庵。

「六百五十句」高浜虚子(青空文庫)

原文を読む

原文は青空文庫で公開されています(アプリからも同じ本文をダウンロードして縦書きで読めます)。

青空文庫の図書カード

同じ作家の作品