細雪(谷崎潤一郎)のあらすじ・登場人物

蒔岡家四姉妹が生きた阪神間

作者
谷崎潤一郎
発表
1943年(昭和18年)1月
初出
中央公論
種別
小説
ジャンル
  • 家族
舞台
  • 大阪府
  • 兵庫県
文字数
572,013字
読了目安
約19時間4分
表記
新字新仮名

この作品について

谷崎潤一郎が戦中から戦後にかけて書き継いだ大長編小説。大阪船場の旧家・蒔岡家の四姉妹が暮らす昭和10年代の阪神間を舞台に、三女雪子の縁談と四女妙子の恋愛事件を軸として、滅びゆく上方の上流文化と季節の年中行事を絵巻のように描く。1943年(昭和18年)に「中央公論」で連載が始まったが、時局に合わないとする軍部の圧力で中止され、戦後の1948年(昭和23年)に完結した。谷崎文学の集大成と評される。本アプリには上・中・下巻の3分冊で収録する。

あらすじ

人物相関図

夫婦。婿養子長女と次女。本家と分家夫婦。婿養子母と娘妹を分家に引き取っている不始末を本家に隠し通す姉と妹。妹の噂が姉の縁談を阻む最初と最後の縁談を持ち込む子爵家の庶子を引き合わせる五度目の縁談。これが結ばれる駆け落ちして新聞沙汰になる水害で救われ心を移す兵庫で所帯を持つもとは主人と丁稚たつお辰雄鶴子の婿養子。銀行員つるこ鶴子長女。本家を継ぎのち東京へ移るていのすけ貞之助幸子の婿養子。大阪の会計士さちこ幸子次女。蘆屋の分家。物語の視点えつこ悦子幸子の一人娘ゆきこ雪子三女。古風で無口。縁談が破れ続けるたえこ妙子四女。こいさん。人形師から洋裁へいたに井谷神戸の美容院の女主人みまきみのる御牧実御牧子爵家の庶子。定職を持たないおくばたけいざぶろう奥畑啓三郎貴金属商の忰。啓坊いたくら板倉田中の写真師。もと奥畑家の丁稚みよし三好神戸の酒場のバーテンダー
人物の関係を整理した相関図(アプリ収録の図をそのまま掲載しています)

章ごとの「厳選あらすじ」

アプリでは、この作品を次の章立てで詳しく読めます(全文はアプリ内)。

  1. 一 この作品について
  2. 二 主要人物
  3. 三 主要なサブキャラクター
  4. 四 上巻──「新聞の事件」と最初の縁談
  5. 五 上巻──本家の東京移転、そして野村
  6. 六 中巻──阪神大水害
  7. 七 中巻──板倉との恋、そしてその死
  8. 八 下巻──沢崎、橋寺と、重なる破談
  9. 九 下巻──妙子の<ruby>赤痢<rt>せきり</rt></ruby>と、奥畑の正体
  10. 十 下巻──御牧との縁談
  11. 十一 下巻──二つの結末
  12. 十二 重要な設定と伏線

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