紫式部日記とは

分類
形式・ジャンル
読み
むらさきしきぶにっき

『源氏物語』の作者・紫式部が、一条天皇の中宮・彰子に仕えていたあいだの出来事を記した日記。寛弘5年(1008年)秋、中宮が土御門殿で皇子(のちの後一条天皇)を出産する前後の宮廷の様子と祝いの行事を中心に、寛弘7年(1010年)正月までの記事を収める。後半には、同僚の女房について論じた手紙のような部分があり、和泉式部の和歌は才能を認めつつも振る舞いに難があると評し、清少納言を学識をひけらかす人と手厳しく批判するなど、同時代の女性たちへの鋭い人物評で知られる。華やかな宮仕えのなかでも、自分は周囲になじめないという内省が随所に表れ、物語の作者の人柄をうかがわせる貴重な資料である。宮廷の儀式を記録した部分と、心の内を語る部分とが一つの作品に同居している。

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