更級日記とは
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- 形式・ジャンル
- 読み
- さらしなにっき
平安時代中期の日記文学で、作者は菅原孝標女。『蜻蛉日記』の作者・藤原道綱母は母方の叔母にあたる。寛仁4年(1020年)、十三歳の作者が父の任地の上総から京へ上る旅から始まり、夫・橘俊通と死別したのちの康平年間(1058〜65年)までの約四十年を回想する。幼いころから物語に憧れ、京で『源氏物語』を手に入れて夢中で読みふけった思い出は、この日記の最も知られた場面である。しかし成長しても夢見たような華やかな人生は訪れず、晩年になって、物語に心を奪われて信仰をおろそかにしたことを悔いる。理想と現実のずれを静かに見つめる姿は、作者自身の物語の一つの終わり方ともいえる。書名は『古今和歌集』などにある姨捨山(更級)の歌にちなむとされる。