チベット旅行記(河口慧海)のあらすじ・登場人物
鎖国の秘境へ経典を求めた禅僧
- 冒険
- 文字数
- 529,829字
- 読了目安
- 約17時間40分
- 表記
- 新字新仮名
- 種別
- 随筆
この作品について
黄檗宗の僧・河口慧海が、1897年(明治30年)に神戸を発ってから、鎖国下のチベットに入り、日本へ戻るまでのおよそ6年間を語った旅行記。帰国した1903年に「時事新報」と「大阪毎日新聞」に連載し、翌1904年に博文館から『西蔵旅行記』上下二巻として刊行された。旅の目的は探検ではなく、漢訳の経典が訳ごとに食い違う理由を確かめるため、サンスクリット語やチベット語の原典を手に入れることにあった。シナの僧と名乗って進むヒマラヤの雪の峠や無人の高原の行程に加え、ラサの大寺での修学、婚姻・葬送・刑罰・政治・交易といった当時のチベット社会の見聞が、「〜です」で語りかける談話調の文章で、全百五十四回と大団円にわたって綴られる。1909年には英訳『Three Years in Tibet』も出て、今もチベット研究の資料として読み継がれている。本アプリでは青空文庫の本文を上中下の三巻に分けて収録する。
あらすじ
登場人物
- 河口慧海 語り手。仏典の原典を求めて単身チベットを目指す黄檗宗の僧
- サラット・チャンドラ・ダース ダージリンに住むインド人のチベット学者。慧海の修学を助ける
- セーラブ・ギャルツァン(慧幢) ネパールのツァーラン村にいる蒙古の博士。慧海にチベット仏教と文学を教える
- ダライ・ラマ十三世 チベットの法王。ラサで慧海を召し出す
- チャムパ・チョェサン 前大蔵大臣。ラサで慧海を邸に迎える
- 老尼僧 前大蔵大臣の伴侶。慧海を母のようにいたわる
- ツァ・ルンバ ダージリン以来、慧海と顔見知りのラサの商人