星めぐりの歌(宮沢賢治)のあらすじ・登場人物
星座をめぐる、賢治の澄んだ愛唱歌
- 文字数
- 138字
- 読了目安
- 約1分
- 表記
- 新字新仮名
この作品について
宮沢賢治が作詞・作曲した愛唱歌。「あかいめだまの さそり」——蠍座やオリオン、大熊・小熊といった星座たちが、夜空をめぐるさまを、賢治ならではの色彩ゆたかな言葉で歌い上げた、澄んだ抒情の詩である。
あらすじ
「あかいめだまの さそり/ひろげた鷲の つばさ/あをいめだまの 小いぬ、/ひかりのへびの とぐろ。」——宮沢賢治が自ら作詞・作曲した、星座をめぐる愛唱歌である。赤い目玉の蠍座、翼を広げた鷲座、青い目玉の小犬座、光の蛇のとぐろ……夜空に輝く星座たちが、賢治ならではの鮮やかな色彩とイメージで歌い出される。オリオンは高く歌って露と霜を落とし、アンドロメダの雲は魚の口の形をなす。大熊の足を北に五つのばしたところ、小熊の額の上は「そらのめぐりのめあて」——北極星。宇宙を愛した賢治の、澄みきった抒情と天空への憧れが結晶した、短くも美しい歌である。童話や物語のなかでも愛唱される、賢治の代表的な詩の一つ。
冒頭部(原文より)
あかいめだまの さそり ひろげた鷲の つばさ あをいめだまの 小いぬ、 ひかりのへびの とぐろ。
「星めぐりの歌」宮沢賢治(青空文庫)
末尾部(原文より)
大ぐまのあしを きたに 五つのばした ところ。 小熊のひたいの うへは そらのめぐりの めあて。
「星めぐりの歌」宮沢賢治(青空文庫)
名文
あかいめだまの さそり ひろげた鷲の つばさ あをいめだまの 小いぬ、 ひかりのへびの とぐろ。
「銀河鉄道の夜」にも歌われる賢治自作の歌。星座を色とかたちだけで呼び上げ、夜空をそのまま童謡にしてみせた。
原文を読む
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