東海道中膝栗毛とは

分類
形式・ジャンル
読み
とうかいどうちゅうひざくりげ

十返舎一九の滑稽本で、享和2年(1802年)に『浮世道中膝栗毛』の名で初編が出された。江戸の弥次郎兵衛と北八(喜多八)が、厄払いを兼ねた伊勢参りに出かけ、東海道を西へ上り、さらに京・大坂へと旅する。道中で二人は、宿場ごとに失敗をくり返し、お人よしにも騙されながら、懲りずに狂歌を詠み、下ネタを交えた滑稽な言動で旅を続ける。文化6年(1809年)に八編で一区切りとなり、のちに『発端』や続編が書き継がれて、文政5年(1822年)まで刊行された。ひとつの旅に沿って各地の名物や風俗が紹介される点で、旅行案内としても重宝され、江戸時代の庶民の旅のブームを後押しした。のちの弥次喜多ものの原型となった作品である。

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