時代物とは
- 分類
- 形式・ジャンル
- 読み
- じだいもの
人形浄瑠璃・歌舞伎の演目のうち、江戸時代より前の武家や公家の世界を題材とするもの。同時代の庶民の暮らしを描く世話物と対をなす。幕府が徳川家や同時代の事件を直接に舞台へ載せることを禁じたため、実際の事件も昔の話に置き換えて演じられた。赤穂事件を足利時代の話に仮託した『仮名手本忠臣蔵』がその典型である。題材によって、王朝物・判官物(源義経)・曾我物・太平記物などの系統に分けられる。近松門左衛門は、実在の鄭成功をモデルに明末の中国を舞台とした『国性爺合戦』(1715年)で壮大な時代物を書き、17か月のロングランとなる大当たりをとった。人形浄瑠璃では、『菅原伝授手習鑑』(1746年)『義経千本桜』(1747年)『仮名手本忠臣蔵』(1748年)が竹田出雲らの合作により大坂の竹本座で相次いで初演され、三大名作と称される。いずれもまもなく歌舞伎へ移され、今日まで上演が続いている。
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この用語に関わる作品
- 国性爺合戦 1715年11月