少女の友とは

分類
結社・団体
読み
しょうじょのとも

明治41年(1908年)に実業之日本社が創刊した少女向けの月刊誌。題字は若き日の北大路魯山人の筆による。竹久夢二・高畠華宵・蕗谷虹児らの抒情的な絵が誌面を彩り、昭和7年(1932年)からは中原淳一が専属の画家として挿絵や付録を手がけ、昭和10年(1935年)からは表紙も担当して、少女たちの憧れを集めた。小説では吉屋信子の『わすれな草』や川端康成の『乙女の港』などが人気を呼び、友情や憧れを描く少女小説の大きな舞台となっている。戦時下には西洋風の画風が軍部ににらまれ、淳一の絵は誌面から姿を消した。収録作では、山本周五郎が勝つことにとらわれた鼓の名手の少女を描いた『鼓くらべ』(昭和16年)や、太宰治が雪の夜の帰り道の小さな出来事をつづった『雪の夜の話』(昭和19年)がこの誌に載り、戦後には橘外男の怪奇小説『亡霊怪猫屋敷』(昭和26年)も掲載された。昭和30年(1955年)に休刊した。

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