定型詩・自由詩とは
- 分類
- 形式・ジャンル
- 読み
- ていけいしじゆうし
定型詩は、音数、詩行の数、韻律、押韻の配列などに、伝統的な一定の型をもつ詩。短歌・俳句、漢詩の絶句や律詩、西洋のソネットなどが挙げられる。どの要素が規則となるかは、言語や詩の種類によって異なる。自由詩は、こうした既成の型に必ずしも従わず、作品に応じた長さやリズムを作る詩である。自由詩にも反復や音の響き、行の切り方による秩序があり、形式上の工夫が不要になるわけではない。西洋ではホイットマンやフランス象徴主義の詩人らの試みが知られ、日本では新体詩の定型から離れる動きが口語自由詩の発展につながった。ただし、文語か口語かは使う言葉の区別であり、定型か自由詩かという形式の区別と完全には一致しない。口語で定型の詩を書くこともできる。また、定型を基準としつつ一部の音数を外す破調と、定型自体に拘束されない自由詩も分けて考える必要がある。作品を読むときは、決まった型が繰り返されることで何が強調されるか、型を外れる箇所で何が変わるか、自由な行分けがどのように呼吸を導くかに注目すると、言葉の内容と形式が結びついていることが分かる。