歌合とは

分類
形式・ジャンル
読み
うたあわせ

歌人を左右二組に分け、詠んだ歌を一番ごとに組み合わせて優劣を争う、遊びであり文芸批評の会でもある催し。平安時代に始まり、記録に残る最古の例は仁和元年(885年)ごろの在民部卿家歌合とされる。左右の作者である方人、自陣の歌を褒めて相手の欠点を指摘する念人、優劣を判定する判者が役割を分け、判者は歌壇の重鎮が務めることが多かった。村上天皇が主催した天徳4年(960年)の内裏歌合は、宮廷の歌合の規範となった。鎌倉時代初めには、九条良経の六百番歌合(建久4年・1193年ごろ)や、後鳥羽院の千五百番歌合(建仁元年・1201年)のような大規模なものが催された。勝負の理由を述べる判詞は、しだいに文学的な性質を帯びて歌論へ発展した。歌合の形式は物語にも取り入れられ、『堤中納言物語』の「逢坂越えぬ権中納言」は、天喜3年(1055年)の物語歌合に出された作として知られる。

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