六歌仙とは
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- 読み
- ろっかせん
『古今和歌集』の仮名序で、紀貫之が名を挙げて評した、平安時代初期(9世紀)の六人の歌人。僧正遍昭・在原業平・文屋康秀・喜撰法師・小野小町・大友黒主をいう。「六歌仙」の呼び名は仮名序自体には見えず、のちに生まれたものである。貫之は六人の歌風を簡潔に批評した。遍昭は歌の様はよいが誠実さに欠けるとし、業平は心が余って言葉が足りず、しぼんだ花の色はないのに匂いが残るようだとし、康秀は言葉は巧みだが様が内容に合わないとし、喜撰は言葉がかすかで始めも終わりもはっきりしないとし、小町は哀れ深いが強くないとし、黒主はその様が卑しいとした。選ばれた理由ははっきりせず、貫之が新たに選んだというより、すでに知られていた歌人だったと考えられている。『万葉集』の柿本人麻呂・山部赤人ほどの高みには置かれなかったが、のちの能・歌舞伎・浮世絵などにも取り上げられ、広く親しまれた。『伊勢物語』の男は業平を思わせ、上田秋成『春雨物語』の「天津処女」は僧正遍昭を描く。