スバルとは

分類
結社・団体
読み
すばる

明治42年(1909年)1月、前年11月に廃刊した「明星」の後を受けて創刊された文芸雑誌。誌名はプレアデス星団の和名に由来し、題字は「昴」とも書く。森鴎外や与謝野寛(鉄幹)・晶子夫妻らの後援のもとで発行され、創刊号の発行人は石川啄木が務め、その後もしばらく発行名義人を務めた。平野万里・吉井勇と啄木が交替で編集にあたり、木下杢太郎・高村光太郎・北原白秋ら明星以来の同人が集って「スバル派」と呼ばれる反自然主義・浪漫主義的な作風を展開した。同人の多くは同じころ芸術家の懇談会「パンの会」にも集い、官能と異国情緒の美を求める耽美派の拠点ともなった。鴎外はこの誌上に、性欲の目覚めを冷静に記した『ヰタ・セクスアリス』(明治42年。掲載号は発売禁止処分を受けた)、青年の精神の遍歴を描く『青年』(明治43〜44年)、『雁』(明治44年〜大正2年)を発表し、脂の乗った作品を次々と世に送った。大正2年(1913年)12月、通巻60冊をもって終刊した。

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