道標(宮本百合子)のあらすじ・登場人物
革命後のモスクワで探す生きる道
- 心理
- 社会
- 文字数
- 829,469字
- 読了目安
- 約27時間39分
- 表記
- 新字新仮名
- 種別
- 小説
この作品について
1947年(昭和22年)10月から1950年(昭和25年)12月まで、雑誌「展望」に第一部から第三部に分けて連載された長編小説。「伸子」「二つの庭」に続く自伝的な連作の完結編にあたる。1927年の暮れ、佐々伸子がロシア文学を学ぶ吉見素子とともにモスクワへ着くところから始まり、革命から十年を迎えたソヴェトの都市での暮らし、劇場や街頭での見聞が伸子の目を通して細かく書きとめられる。舞台はやがて西欧の都市へも広がる。作者が湯浅芳子とともに1927年から1930年までソ連と西欧に滞在した経験が素材で、素子は湯浅を思わせる人物である。日本の家や結婚の問題に悩んできた一人の女性が、異なる社会を見比べながら自分の生きる道を探っていく過程を、日々の出来事の積み重ねでたどる。単行本は筑摩書房から全三巻で刊行され、第三部は作者の急逝直後に出た。本アプリでは第一部から第三部までを三巻に分けて収録する。
あらすじ
登場人物
- 佐々伸子 主人公。作家。素子とともにモスクワへ渡り、ソヴェトと西欧の社会を見て歩きながら自分の生き方を探す
- 吉見素子 ロシア文学を学ぶ女性。伸子と共同生活を営み、モスクワの大学に通う
- 佐々泰造 伸子の父。建築家
- 佐々多計代 伸子の母。強い感情で家族を動かす
- 佐々和一郎 伸子の弟
- 佐々保 伸子の下の弟。東京の家にいる高校生
- 佐々つや子 伸子の妹
- 秋山宇一 革命十周年の文化国賓としてモスクワに来ている日本人
- 蜂谷良作 伸子が日本で面識のあった、経済を専門とする日本人
- 山上元 モスクワに住む日本人の老革命家