アプリで読む

無料・登録不要

恐竜島(海野十三)のあらすじ・登場人物

恐竜が息づく南海の孤島

  • 冒険
  • SF

海野十三 1948年(昭和23年)1月 「PTA世界少年」

文字数
98,662字
読了目安
約3時間17分
表記
新字新仮名
種別
小説

この作品について

太平洋で漂流した日本人少年が、太古の恐竜が生き残る孤島にたどり着く、海野十三の冒険小説。1948年(昭和23年)に雑誌に連載された。貨物船の遭難、筏での漂流、密林の奥に潜む恐竜、宝探しと、少年向け冒険活劇の要素が詰まっている。愛犬ポチとともに困難を乗り越えていく主人公の姿が、生き生きとしたユーモアを交えて描かれる。

あらすじ

フランス貨物船モンパパ号に乗っていた日本人少年の玉太郎は、船が遭難して筏で漂流し、やがて見知らぬ島に流れ着く。そこは、今も太古の恐竜が生き残っている秘密の島だった。島には先に流れ着いていた人々や、財宝を狙う者たち、そして研究に打ち込む博士親子もいた。玉太郎は新聞記者のラツールらと協力しながら、恐竜の群れや悪党たちと渡り合い、島からの脱出を目指す。

登場人物

冒頭部(原文より)

ふしぎな運命  人間は、それぞれに宿命というものをせおっている。つまり、生まれてから死ぬまでのあいだに、その人間はどれどれの事件にぶつかるか、それがちゃんと、はじめからきまっているのだ。  運命はふしぎだ。  その運命のために、われわれは、思いがけないことにぶつかる。夢にも思わなかった目にあう。そしてたいへんおどろく。  自分の宿命を、すっかり見通している人間なんて、まずないであろう。それが分っていれば、おどろくこともないわけだ。  宿命が分らないから、われわれは死ぬまでに、たびたびおどろかされる。そしてそのたびに、自分の上におちて来た運命のふしぎさに、ため息する。

「恐竜島」海野十三(青空文庫)

末尾部(原文より)

 今でも玉太郎をラツールのアパートにたずねると、彼はポチをだいて、あの数々の冒険談を話してくれる。そして、恐竜島に負けぬ位の怪奇島があったらぜひつれていってくれと腕をたたいている。  最後にツルガ博士の娘ネリのことをのべよう。彼女は中国人張子馬氏の作った恐ろしい思い出の島という詩に、自分でピアノの曲をつけて発表した。それがパリー人にみとめられて、映画やバレーになって上演され、パリー中の人気を集めることになった。  ネリは今でも玉太郎と仲よしである。ラツールは二人のことを島が生んだ愛すべき友情といっている。

「恐竜島」海野十三(青空文庫)

原文を読む

原文は青空文庫で公開されています(アプリからも同じ本文をダウンロードして縦書きで読めます)。

青空文庫の図書カード

同じ作家の作品

近い作品