私本太平記(吉川英治)のあらすじ・登場人物
もうひとつの太平記
- 歴史
- 文字数
- 1,522,844字
- 読了目安
- 約50時間46分
- 表記
- 新字新仮名
- 種別
- 小説
この作品について
吉川英治の最後の大作となった歴史小説。1958年(昭和33年)から三年余にわたり「毎日新聞」に連載された。「太平記」に取材しながら、これまで逆賊として語られてきた足利高氏(尊氏)を主人公に据え、鎌倉幕府の崩壊から建武の新政の破綻、南北朝の分立までの動乱を、一人の武将の内面の葛藤として描き直した点に「私本」の名の由来がある。後醍醐天皇、楠木正成、新田義貞、佐々木道誉ら群像が入り乱れ、旧秩序が音を立てて崩れていく時代そのものが主役となる。本アプリにはあしかが帖から黒白帖までの全十三帖を分冊で収録する。
あらすじ
登場人物
- 足利高氏(尊氏) 源氏の名門足利家の当主。鎌倉に仕えながら時代の転換に踏み出す
- 足利直義 高氏の弟。兄を支え、のちに袂を分かつ
- 後醍醐天皇 親政の理想を掲げて倒幕を企てる帝
- 楠木正成 河内の土豪。寡兵をもって幕府の大軍を翻弄する
- 新田義貞 上野の御家人。鎌倉を攻め落とす
- 北条高時 鎌倉幕府最後の執権。田楽と闘犬に耽る
- 佐々木道誉 婆娑羅大名。時流を読み、両者のあいだを泳ぐ
- 日野俊基 後醍醐天皇の側近。倒幕計画に奔走する
- 護良親王 後醍醐天皇の皇子。大塔宮と呼ばれ、悲運の最期を遂げる
- 高師直 足利家の執事。武断的な実力者