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怪人と少年探偵(江戸川乱歩)のあらすじ・登場人物

後期の少年探偵団もの

  • ミステリ
  • 冒険

江戸川乱歩 1960年(昭和35年)8月 「こども家の光」

文字数
36,678字
読了目安
約1時間13分
表記
新字新仮名
種別
小説

この作品について

江戸川乱歩が1960年(昭和35年)、「こども家の光」に連載した少年探偵団もの。二十の顔を持つ怪盗・怪人二十面相と、名探偵・明智小五郎の助手・小林少年ひきいる少年探偵団との、知恵くらべを描く。「ポケット小僧」などの少年たちも活躍する、シリーズ後期の一編で、幼い読者に向けた、わかりやすく痛快な冒険物語である。

あらすじ

怪人二十面相は、魔法つかいのように二十の違った顔を持つと言われる、変装の名人の怪盗である。名探偵・明智小五郎の助手・小林少年と、少年探偵団の団員たちは、この怪人を相手に、知恵の戦いを挑む。「どろぼう人形」の怪事にはじまるこの物語では、団員の井上君や、すばしこい「ポケット小僧」ら、少年たちが体を張って活躍する。変装、追跡、そして危機一髪の水ぜめ——怪人と少年探偵団の攻防はスリルに満ちて展開する。物語の結末、追いつめられた二十面相は、柔道三段の腕まえで抵抗するが、二人の警官と明智探偵、小林少年らの五人がかりで、たちまち手錠をはめられる。護送車で連れていかれる怪人を見送りながら、少年たちは声をそろえて「明智先生バンザーイ、少年探偵団バンザーイ」と叫ぶのだった。幼い読者に親しまれた、シリーズ後期の痛快な一編である。

登場人物

冒頭部(原文より)

 怪人二十面相はまほうつかいのようなふしぎなどろぼうです。二十のちがった顔を持つといわれる変そうの名人です。名探偵明智小五郎の助手小林少年と少年探偵団の団員たちは、この怪人をむこうにまわして、ちえの戦いをいどむのです。

「怪人と少年探偵」江戸川乱歩(青空文庫)

末尾部(原文より)

 護送車がはしりだしたとき、三人はおもわず、声をそろえてさけびました。 「明智先生バンザーイ、少年探偵団バンザーイ」

「怪人と少年探偵」江戸川乱歩(青空文庫)

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